フリーゲーム「妹のドリームランド」開発室

RPG フリーゲーム ツクール RPGMaker ボカロP 温州みかん 月曜日更新

登場人物の「リストラ」

冒頭からまとめ

固有名詞が3つ出てくると 多い と感じ、
4つ以上になると パルスのファルシのルシがコクーンでパージ ……初見さん置いてけぼり

1つの区切りに出せるのは2つまでで対比関係が必要

魔法使いキャラの持つ杖には過度な装飾がよくほどこされているけれど
まさに鈍器だよな 絶対痛いと思う
MVマーシャ
なお、公式の立絵っぽいイラストでは木の棒を装備している

シナリオが膨らみ登場人物が多くなる過程
シナリオを作り込むうえで登場人物の動機に根拠を持たせることは大切です。
するとシナリオの舞台を作り込むことになり、どんどん分厚く大きくなっていきます。
すると、ある程度ゲームのお約束を踏まえた上でも現代社会とは異なる部分を示すために固有名詞を出して世界を区分させることが多くなってきます。
ところが、過去の記事でも語った通り、作り込んだ世界を表現するためにはそのタイミングをはかったり、場合によっては取捨選択をしたりすることになります。

 

根本的な対策
上記対策で済めばオッケーなのですが、私の場合、もともと短編を企画していたのに大きくなりすぎてしまうことがしばしば起こります。
そのときは「再編成」するしかありません。
まず大胆にカットして、さらにテーマを絞って「シンプルかつスマートなシナリオ」に書き直す作業です。
そうです、この原稿を書いている裏で、登場人物をリストラする作業をしています。

リストラ:英語の「re-structuringリストラクチャリング(組織再編、再構築)」の略語
和製英語)である。経営合理化を建前とする解雇である。企業の経営に関わる組織再編のための行動。本来の英語と日本語では意味が異なり、英語圏ではたとえば「労働市場を再構築して完全雇用を実現しよう」といった使われ方もされる。日本で一般的に用いられる「リストラ」は、人員削減の意味で用いられることが多く、整理解雇と同様の意味で用いられる傾向にある。

Wikiペディアさんから引用

リストラ - Wikipedia


本来の re-structuring の用法に近い作業です。
固有名詞多すぎ対策ですが、単純に世界を小さくすることから始めています。
例えば主人公の上司キャラと同僚キャラをニコイチにする。
王様キャラと側近キャラの固有名詞を削る。
絡みの少ない友人キャラを枠ごとを削る。
テーマから外れる世界紹介イベントを削る。
その関係者を白紙にする。
などなど……登場人物を厳選することが有効。 その人物が抱える背景や属性も一緒に消えてくれるので固有名詞も一気に削れるからです。 主人公へアプローチする役割を整理する作業は、世界を小さく作業と同期しています。

蛇足
パルス……下界、地獄のようなところ
ファルシ……特別な力をった神のような存在だが、厳密に言うと神ではない
ルシ……ファルシの下僕 特別な力を持つ
コクーン……現世界、下界の天上に浮かぶ、統治された都市の総合体
パージ……purge(英) 切り離すの意 この作品では下界への島流しという意味で使用されている

地獄の神の使者がこの世から追放される といった意味