フリーゲーム「妹のドリームランド」開発室

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「黒幕」の登場のさせ方

ストーリーにある程度重みのあるゲーム(RPG)においては短編、長編の別なく「真のラスボス」を登場させるタイミングやその演出にこだわりが必要になります。

例として
「まさかこいつが糸を引いていたなんて」といった、どんでん返し
を成立させるための布石です。

わかる人にはわかる元キャラ

ネタバレ はラストバトルの直前か、ラストダンジョンひとつ前くらいが定石です。
しかし、初登場はどのタイミングだったかというと、

1 冒険の初期
2 冒険の中盤(ターニングポイント)
3 ほんとうに ぽっと出 の3パターンです

まず、3のほんとうにぽっと出については語りません。 最初から狙ったモノではなく、制作上のやむにやまれぬ状況でそうなってしまったモノや何かの間違いであることが多いからです。
それ以外のパターンを軽く紹介します

 

1 冒険の初期
(1)主人公を冒険に導いた「偉い人」や「世話をしてくれた人」が、実は主人公を利用していた
(2)最初から「ライバル」だったが、中盤の大きなイベント、切っ掛けで姿を消し、再登場したとき、実は主人公と戦う運命であったことを打ち明ける
(3)ヒロインとして登場、仲間になって一緒に冒険をする、強力な力を手にする→闇落ち(非推奨 非常に難しいです 1敗)

 

2 冒険の中盤
(1)ストーリー上の当面の敵、魔王○ドーのような存在を撃破したとき、その敵を操っているもっと大きな存在が発覚、少年コミックのバトルものでよく見るやつ その当面の敵を倒したとき、ぬるぅっと現れ高笑いをする
(2)中盤で登場するライバルキャラ しかし、この場合、名前や存在だけは序盤から何度も聞くことになる
(3)ストーリー上の当面の敵を倒すとき、(一時的に)手を貸してくれた仲間(ゲストキャラ)が、種族的な利害の不一致から敵対する しかし、その事実を打ち明けるのは大詰めになってから あまり見ないし必然性を持たせる下地作りが難しい 自分の居場所や所属に関するテーマを扱う作品なら、やりやすいかもしれない

 

3 ほんとうに ぽっと出
非推奨です。
これをするくらいなら、オープニングから目的:ラスボスを示す古典的シナリオのほうがマシです。 でも、まぁ、伏線の張り方によっては、ぽっと出 を回避することができるかもしれません。
例えば、伝説の武具を集める過程で、その武具にまつわる伝承をちゃんと読んでいたら「ラスボスの存在」を推測できる、みたいな感じです。 それでも非推奨です。 「黒幕:ラスボス」というより「裏ボス」向けです。