たとえプロットをしっかり組んでいても、ゲーム開発の中盤は迷走しがちになります。
しかも、現状の制作状況を見て思った以上に「しょぼい」と感じてしまい、さらに完成イメージを混乱させてしまいます。
スクエニのDQ12についてではありません。
1 迷走する理由
大手開発メーカー、デベロッパーとは違う理由で個人制作者はエタなります。
が、根っこの部分は同じかもしれません。 すなわち、期待されているものを制作できていないと感じる、制作の目的そのものに関する部分です。
大手企業は、株主や投資家はもちろん、購入してくれるユーザーの期待に応えられるタイトルを開発しようとし、それが長い開発期間のなかで ”修正” されるたび、キメラのように ”よくわからない何か” になってしまうようです。
そして、ある時「このままではだめだ」と開発責任者が決断(ある意味では英断)を下し、開発プロットが白紙にかえることがあります。
個人制作者は、もっとシンプルに、「クソゲーだ」とため息を、しかも「ツクるのが面白くない、苦痛だ」と脱力してしまうのです。
2 前進するために
嘘でもいいから、面白そう、と言ってくれる人を求める理由です。
あるいは、つまらなくてもいいから完成させようという精神力、たとえクソゲーであっても「なかなかいいカンジじゃん」と思える自画自賛力が必要なのです。