はじめに
簡潔なタイトルがないか考えましたが、思いつきませんでした。
なろう系ラノベっぽいタイトルですが、なろう系ラノベではありません。
この記事は2025年アドベントカレンダー用に投稿したものです。
ゲーム制作アドベントカレンダー Advent Calendar 2025 - Adventar
1 以下のようなギミックです(動画)
2 キーとなるイベント
プラグインは不要です。
テキスト説明を表示させるために、テキストのピクチャ化プラグインを使用していますが、主要ギミックはコマンドのみで組むことが可能です。
(1)はしご

リージョン情報の取得は、後述する壁に入り込まないためのバグ防止です。5項目に描いています。
[はしごの取得]をスイッチによって管制します。
汎用スイッチによる条件分岐は、取得時のメッセージが何度も表示されないようにするためです。これは必須ではありません。
脚立を手に入れたときのイベントを1ページ目に。 条件は[はしご取得]スイッチです。
2ページ目は所持状態なので、透明に。
コモンイベントは、はしごを取得していることを示す「ピクチャ」の表示と、設置するための[キー操作]を表示するためのもので、必須ではありません。
こちらも、リージョン情報の取得と合わせて後述します。

3ページ目は設定していませんが、所定の場所に設置したときのイベントを制作してもよいかと思います。


原則的に はしご上 と はしご下 のイベントはほぼ同じです。
(2)キー入力を並列処理でモニタするイベント
並列のトリガー
キー入力をモニタし、入力があったとき、処理を行うようにします。

処理
プレイヤーのx、y座標、参照します、

指定したポイントに 「イベントの位置設定」を使ってイベントを移動させます。

はしごは2つのイベントを並べて表現してますので、2つのイベントをそれぞれ移動させます。
「はしごの上」のイベントは「はしごの下」のイベントを(x,y)座標とすると(x,y-1)座標に位置するので、y座標の変数を1減算しています。
横に長い渡し板などは、プレイヤーの向きを参照し、変数を変化させることで再現することが可能です。
はしごを設置するので、[はしご取得]スイッチをオフにします。
あわせて、コモンイベント:ピクチャの表示で表示していた取得時のメッセージ等をコモンイベント:ピクチャの消去を実行し、消去します。 補助的な処理でこのギミックの本体ではありません。
設置するためのイベントが実行されると、取得前に戻るようになり、再度、取得できるようになります。
なお、
[Shiftキー]にしているのは、[Enterキー]だと、取得時、受付モニタの並列処理が有効になった瞬間、まだ[Enterキー]押下の判定が残っていると実行されてしまうからです。
一瞬で取得と設置をくりかえし、ゲームプレイ上では取得できていないように見えてしまいます。
プレイヤーにフレーム単位の操作を要求することになるでしょう。
取得時にある程度長い20フレーム以上の「ウェイト」を置いたり、[Enterキー]長押しでスイッチの操作やコモンイベントの実行ができるプラグイン等を実装することで、[Enterキー]で設置させることも可能です。
3 ツクールの仕様
RPGツクールMZまたはMVの隠されたあまり知られていない仕様として、タイルセット(マップチップ)のイベントは、その通行判定をタイルセットの設定から引き継ぐ、というものがあります。


なので、はしごのイベントの通行判定を、新しく設定する必要はありません。
そのまま、マップタイルの通行判定通り、壁をのぼることができます。
4 スイッチや変数
スイッチや変数
いすを取得した時に ONにするスイッチ

プレイヤーのマップX の変数(汎用でも可)
プレイヤーのマップY の変数(汎用でも可)

5 プレイヤーに親切な設定とバグ防止
ピクチャを使った誘導 プラグインで実装

はしごを登ると マップ座標上、壁の中に入ります。
そのとき、梯子を取得(ゲット)すると、壁の中に入ってしまうので、取得時にプレイヤーのいるタイルのリージョンを参照し、1であったなら、処理しないフローをつくっています。


おわりに

ゲーム制作に関するちょっとした小技や小話、また、某DTCGの四コマ漫画に興味がある方は、筆者の過去記事をご参照ください。
毎週月曜日の午後に更新しています。