結論:キャラクターロスト
1 デス・ペナルティとは
RPGジャンルに限らず、多くのゲームでは全滅したりゲームオーバーになったりすると、プレイヤーにペナルティが課せられます。
最終セーブポイントまでゲームの進行が戻されたり、所持金が半減したり、です。
緊張感を持たせるためにデス・ペナルティがあるわけですが、バランスが大切です。
ゲームオーバー直前の状況まで回復させるために、ゲーム内通貨はもちろん、手間や時間など、多くのコストを支払わせることになると、不快に感じさせてしまいます。
これは、決して、良いゲーム体験にはつながりません。
特に数%のクリティカルがヒットするなど、プレイヤーの落ち度というより、事故的な要因でキャラクターロストをすると、不愉快なデザイン性を感じ制作者への怒りとなって「クソゲー」認定されてしまいます。
不意打ちでぼこぼこにされ、満身創痍でなんとか寺院へ、そこで、本当に確率で「灰になる」のにも理不尽さを感じます。
ーーーレベルダウンのペナルティも大概だと思うーーー
2 火の紋章
亡命している王子様が世界統一戦争で活躍する物語から始まる 某N社のSRPGシリーズはクソゲーである、と言っているわけではありません。
直訳すると「魔法使いっぽい」となる3DダンジョンRPGはクソゲーであると言っているわけではありません。
しかし、近年そのシステムはデフォルトではなく、選択性になっていることから、廃れていると言えるでしょう。 時代の流れに乗っていないのです。
あるゲーム実況系Vtuberが、主人公の傭兵が活躍する物語の続編にあたる、白髪の巫女が世界を引っ掻き回すSRPGで、クリティカル事故→ロスト、一瞬の硬直(無言)、ハードリセット→配信終了というのを生で出くわしたことがあります。
そのシリーズの あるある でハードリセットも込みで あるある なのですが、ゲームで本当にキレる瞬間を久しぶりに目の当たりにした感じがしました。
難易度の高いゲームを中心にプレイされている実況者さんなので、かなり理不尽耐性が高いはず――配信終了のあいさつは されていました。
3 マーマー チャント プレイ インヴォーク
自作品でデスペナルティを重くした「機械と人間」が微妙だったのは、たぶん、このせいです。
命を消耗品のように使う戦術を意図的に用意しているので、バランスをとるためにデスペナルティを重くしました。 SF世界において人間の生身の肉体は とても もろいのです。
機械と人間が仲間になりますが、その中間的な存在も仲間にすることが可能です。
機械に対して自爆特攻させる装備があったり、人間はアヤシイ薬で覚醒させることができたりします。 人間は覚醒し過ぎるとパーティーから離脱してしまいます。しかし、 中間的な存在は、たしか、離脱しないようにしていたとおもいます。 フラグを作っていなかったはず……
通常の戦闘不能で「もう動けない」的なことを言ってパーティーから離脱し、回復手段がない場合、そのまま永久離脱となりますが、中間的な存在は自己回復します。
かなり便利な中間的な存在なのですが、これは隠しエンドへの伏線になっています。 そのキャラクターが条件なので、入れやすいようにしているのです。
ほか、機会が装備可能な自爆特攻の装備させると、戦闘中、外すという演出があったりします。
話がそれました。
最終的に「中間的な存在」が仲間になるし、機械も仲間になるし、メインヒロインの生存フラグも細いし、他の仲間加入フラグも折れやすいし、離脱フラグも立ちやすいので、キャラクターロスト前提になっている、と勘違いしていたのです。
4 反映されるプレイ実績
夢現に投稿しているタイトルで唯一感想をいただいている「機械と人間」なのですが、前章でも言いましたが、正直微妙だと思っています。 Discordなどから聞こえてくる声は あまりよくありません。
重いデス・ペナルティやプレイヤーに悪い予想をさせる展開があると、最後まで遊んでくれなくなるようです。