ゲームが公開された瞬間、それは作り手のものから遊び手のものになると考えています。
一度プレイしてもらったタイトルに関して、あとから作者があれこれ言うのはゲームに没頭したユーザーの気持ちを踏みにじる行為だと思っています。
裏設定や没設定の公開は、ファンにはうれしい要素かもしれませんが、想像の部分と違っていたらそれはそれで悲しくなってしまいます。
しかし、ブログのネタが尽きたので「機械と人間」に関しては それを解禁しようと思っています。
ＳＦが好きな人には下記のような設定説明 もウケると思っていますし、そういう方は、このブログ／サイトにも来ていただけると思っているからです。
第４生物
「機械と人間」では第４生物という敵がいて、なかには「コア」をドロップする敵がいてます。 その「コア」を使って武器を強化する攻略要素があります。
その敵の正体やコアにつても裏設定があります。 本編ではシリアスになり過ぎるのと説明が長くなるので大胆にカットしました。
「第４生物は遺伝子を波形化する」
「タンパク質生成時にRna情報が変化し、その変化を二次元に書き表すと波形のようになるから波形化と命名」
「波形化した遺伝情報を組み合わせると、両親の遺伝情報がまばらに出るのかと予想したが、意外にも優勢因子が出やすい」
「遺伝情報が収束するため、それを避ける目的があるのか第４生物のほとんどは交配時には遺伝子を固定化する」
「が、まれに波形化した遺伝情報を残す種もある」
「この波形化した遺伝情報が『コア』の正体」
といった感じです。
最初に戦ったゾンビー
おおよその方が予想していたように、レオンゲイル少佐率いるS-8シェルターの調査部隊の隊員です。 彼らの名前は、ロマサガ２の初期パーティーから引っ張ってきています。 作者はロマサガファンです。
技官のジェイムズから話を聞くと想像できる感じにしていました。
が、明示はしていません。 副長の少尉のジェラールです。
彼はかなりエクステンド：人体拡張をしていて、いつ”覚醒”してもおかしくない状態でした。 そして、覚醒すると第４生物に同化しやすくなる（遺伝子が波形化する）のであのような姿になってしまいました。
なお、資材部長を襲撃したのも彼で、そのとき”覚醒”したという設定があります。
といっても、人物事典のジェラールの顔がゾンビーなので、隠しネタではありますが、「だと思った」ネタだと思います。
彼がイマイチの強さなのはロマサガ２オマージュです。 なお、ファイアボールは使いません。
鳥
没イベントです。
ひそかに独自の遺伝子研究をしていた所長が、最終的な実験で鳥を使いました。 外界のデクトを大量に浴びても生き残れるかどうか。
鳥を外に出すときには空調の一部を利用しました。 冒頭のガス攻撃において、保安システムからの奪取のテストの検証を兼ねていました。
実験は成功しました。
が、その鳥はある女の子にとってとても大切な”友達”でした。
彼女はモニターでその鳥を発見し、母にお願いをして、シェルターの中に戻してもらおうとしました。
そうです、軍人ヘラです。
彼女はシェルターがガス攻撃を受けたとき、そういう理由で「外」にいました。 結果的にガス攻撃を免れたのです。
彼女は鳥と一緒にシェルターに帰還。その鳥は、すでに第４生物と融合していて、残っている神経ガスの影響で狂暴化し、波形化した遺伝子情報をまき散らしていまいます。
神経ガスの影響、他の第４生物の影響を知ったヘラは、軍事物資か研究物資の中にそれらを中和する「メディカ」があることを思い出して資材部の倉庫に向かいます。本編ではこのとき主人公に出会います。
・居住区の広場にいる女の子が「鳥が、鳥が」
・行政区の託児所（キンダールーム）でバードマンと戦うイベント
・ヘラがパーティー加入状態での所長と会話
という形で本編に残っています。
バードマンとのバトルイベントはヘラ加入時限定で、いないときには彼女の娘だった存在と戦う。「おかあさん、おかあさん」「鳥さんが病気なの」という謎のゼリー状のそれと戦うというものにしようかと構想していましたが、なんか、妥協しました。 それらの敵キャラに、どこまで暴露させるのか決められなかったのが一番の原因だとおもいます。
すると、その区画に現れるゴブリンやへび女も……とプレイヤーに”想像”させてしまいます。 実際、そういう構想だったのですが、はっきり明示すると、彼らを救済する方法をゲーム内に用意しないといけなくなるので、それは面倒だからやりたくないと思ってしまいました。
月一くらいで、ネタが尽きたときに、このSF裏設定を小出しにしていきます。
workingestimation.hatenablog.com
