フリーゲーム「妹のドリームランド」開発室

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禁断の呪文「トレース」

昨年、AIで合成したイラストの扱いについて熱い議論がありました。
端的に、作者の創造性を反映した「著作物」として扱うべきではないという軸と、技術の壁を安易に突破したことによる濫用が既存の秩序を乱す-イラストレーターの利権を損なう-という二つの軸に分かれていました。
私は、AIの画像合成技術はデジタル技術の延長線上にある、という考えの下で議論すべきという姿勢を貫いているので、技術が産業を変化させることは歴史上けっこう頻繁にあり、そのたび、利権・特権を奪われる既存勢力が反発するも、いずれ淘汰される流れにあるため、この議論もその一つに数え上げられるだろう、というスタンスです。

しかし、この手の「お話し」はAIイラストの前にもありました。
そう、トレース問題

お宮(miyakkkk)式 IA MMDモデル 

やってみたら、すごい楽に、今まで書けなかったモノが描くことができて、クセになりそうです
MMDで構図をつけたり下地にしたりといった「裏テク」は10年以上前のもので、当時、少しだけ話題になった記憶があります。しかし、モデルの転用や丸パクリのほうが問題として目立つので、定期的に蒸し返されてた――いるかもしれませんが、それくらいは「参考」の範囲なのでは? となっていたようです。
フリーのデザイン:手や足などの部位、衣類、アクセサリ を利用するのは、プロの世界でもO.K.らしいので、ますます、イラストレーターと画像加工技術者の境目があいまいになってしまいます。

一部の界隈ではN.G.らしいですが

なお、公式絵や設定資料から色(RGBのデータ)を採ってくる→そのまま使う のも、一部の界隈からは推奨されないことのようです。
色を完全に一致させてタッチをまねると、一気にパクリや改造っぽくなるから? なのでしょうか。
まぁ、確かに、微妙に色を変えている人が圧倒的に多いので、そんなものなのかもしれません。