フリーゲーム「妹のドリームランド」開発室

RPG フリーゲーム ツクール RPGMaker ボカロP 温州みかん 月曜日更新

子供がアニメや漫画を好む理由

一言で言えば、解りやすいから です。

私は子供のころ、実写ドラマよりアニメをよく見ていました。
当時、同世代でも同じような感じで、その実写よりアニメが好まれる傾向は、現代でも同じだろうと推測できます。
データを探せば出てきそうですが、検索がうまくいきませんでしたorz

 

さて、これには脳科学的根拠があるようです。
脳科学……というと堅苦しいですが、単に、実写のほうがアニメ絵に比べて情報量が多く、脳に負荷がかかっている、というだけの話です。
子供の認知力(知能や情報の処理能力:言語化、記憶化)は大人と比べて貧弱です。
なので、アニメ絵のような簡略化された視覚情報はリアルな視覚情報より処理がしやすく、結果として視聴者に解りやすさとして反映され、ストーリーを追っていく余裕ができるようになります。
そうして初めて、認知機能が弱くても物語を楽しむことができ、その面白さを享受するに至ることができます。

実写の――つまり役者の顔の表情の変化とアニメキャラクターの表情の変化の大きさの差については比べるまでもないでしょう。
そして、子供向けのコンテンツはストーリーも単純に組まれています。
こういった技術を先人アニメーターやクリエーターは「記号化」と表現し、この「記号化表現」のなかで、より深みのある表現を目指していました。
例えるなら、読み慣れていない外国語で書かれた文章は、その内容を理解するだけで疲れてしまうので、平易な単語だけで構成、成立させる技術、と説明することもできます。

 

小説や大人向けドラマ(ポルノコンテンツではない)の表現は「記号化」ではありません。優美な言語表現で心情や五感を伝える <文学表現> です。時にはリズムを刻み、韻を踏み、色彩豊かな情景描写や音色が相乗効果を生みだします。
しかし、これらの表現は、読者や視聴者の感性に左右されてしまいまいます。 <人を選ぶ>、とでもいうのでしょうか。
なので、競争が存在する分野では 新規の客層を開拓していかなければならない、と考えるようになるのです。
そのためのティーンをターゲットにした活字ジャンルであるジュブナイルライトノベルの誕生・発展は、この「記号化表現」の逆輸入であったと仮定しても矛盾しません。

 

活字媒体、とりわけ、紙媒体の出版物の売り上げが低下しているようです。
また、ネットコミュニケーションにおいても、短文のやり取りが多く、13文字以内の見出しで概要が理解できる書き方が好まれています。
よって、現代では大人であっても「記号化」された簡素な表現が好まれる傾向があります。
これには理由があります。
一度に多くの異なる趣旨の文章が目に飛び込んでくるため、一つ一つの文脈に大きな処理能力を費やす余地がなくなってしまいます。 むしろ 当たり前。

 

ところが、そのような技術に囲まれていると、<AとBの中間> のような複雑な表現に対する理解力、いわゆる<長文読解能力を要求する表現>が煩わしく扱われるようになります。
二重否定による消極的肯定や反語による強調、これをさらに活用した、わずかにある→ほとんどない といった文脈が、正確に伝わらなくなってしまいます。
そして、文化的表現の慣用句やネットスラングなども、これもうわかんねぇな、となりつつあります。

現状、インターネットの影響などにより「記号化」された表現が広まり過ぎていて、かえって、表現の幅が失われつつある、と感じています。 はっきりわかんだね。

しかしながら、文字は正確に伝えるために存在します。この「アニメ・漫画的表現」をどのようにテキスト表現に落とし込むか、という研究が、我々クリエーターに求められていると感じています。

シミュラクラ現象類像現象

3つの点が集まったら顔と認識する人間の脳の働き パレイドリア効果の一種

 

消火器なう

OPI現象 上約三分の一の弧が欠けた円が横に二つ並んだらOPIと認識する"選ばれし"人間の脳の働き パレイドリア効果の一種?

乳児が母乳を求める必要性から由来するとか、しないとか(適当 今考えた)