フリーゲーム「妹のドリームランド」開発室

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普通のRPG

「普通」という「評価基準」は、実は極めてあいまいです。

例1

「先輩には、○○するだろ、おめぇ『普通』じゃねぇぞ」

例2

「みかんちゃんの新しい彼ぴっぴ、どう」

「ん『普通』」

 

わからないです。

しかし、多くの場合、大きな社会の基準ではなく、「コミュニティ内での基準」が適用されることのほうが多いです。 こういうところは「常識」と似ています。

常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションでしかない。
” Common sense is the collection of prejudices acquired by age eighteen. ”
A. アインシュタイン

 

さて、
RPGロール・プレイング・ゲーム)の場合、広い定義では主人公キャラクターのレベルアップシステムが導入された、選択肢のある、アドベンチャーゲームです。 必ずしも主人公が勇者である必要もなく、クリアのために魔王を撃破する必要もありません。

そして、上記の定義も、コミュニティごとに違っていて、実際のところ私の経験則としてまとめたもので、あやふやです。

しかし、日本の場合はDQ(FF)シリーズの普及により、逆説的に、普通のRPGとは「日本ファルコム」のようなRPGを指すニュアンスが多いです。 

歴代のDQ、FFシリーズは代々挑戦的な成長システムですから。

で、今、私自身が考える「普通」のRPGをツクっています。

とても楽しいです。

画像は開発中のものであり、実際の仕様と異なる場合が(以下略)
関係ないけど フレイル はロマン武器

しかし、スキルを"買う”のが成長の主軸になっているので、よくよく考えると ちょっと違う気もしています。

 

日本ファルコム……「天気の子」「君の名は」で有名になられた新海誠(しんかいまこと)監督の古巣。

ファンタジーものを主に制作しているゲームメーカー 英雄伝説シリーズ

 ゆえに、若き日の監督は <今、自分たちが暮らしている現代社会を否定している>ような気になられて「みにくいアヒルの子」に。 Den grimme Ælling デン・グライミン・エーリン

でも、美麗な雲表現、水の表現は、ファンタジー要素が強めなように感じる。 作品的展開・世界設定もそう。 和解できたのかな。

バ美肉の源流はボカロPなのか

0 補足

バ美肉(ばびにく)……バーチャル美少女(セルフ)受肉の略
動画配信者が、その仮想空間にて美少女キャラクターとなり、自身のコンテンツに登場すること。リアルタイム3D画像だけでなく、2Dの立絵や場合寄ってはアイコン画像をも含むことがある。
事務所が外注するのが主流になりつつあるものの、自分が描くのもアリでこの場合セルフ受肉と呼ばれる 伊藤ライフ先生


ボカロP(ぼかろぴー)……Vocaloid プロデューサーの略
初音ミクなどの音声合成ソフトなどを用いて、(自作)楽曲動画を配信する制作活動家
作曲家やシンガーソングライターとは属性が異なるが、その点を深く追求すると記事ひとつ書けてしまう。
企画、作詞・作曲、ボーカロイド調声、イラストの描画、動画編集、投稿、宣伝、マーケティング、そして企画に戻る、というサイクルが一セットとなっていて、やっていることがジェネラリストのそれであるから、と簡潔に表現できる。

初音ミク 令和4年度1枚目



バ美肉? ボカロPってなんやねん? となるかも知れないので補足から入りました。
結論:共通点がある
そして、ボカロのほうが昔に栄えていたため、源流、あるいは遡上にあると言える


以降、仮想空間にて美少女キャラクターの様相で振舞うことと、美少女にキャラクター化されるボーカロイドに自作曲を歌わせることの共通点/相違点について、長々と説明します。


1 バーチャルユーチューバー
バ美肉」の代表格にバーチャルユーチューバー、略してvtuberの存在があります。
これについて解説します

vtuberは主に2系統に分類できます
1.事務所所属のリアル女性勢
アイドルに憧れていたけれど、容姿が……ではなかったため、その容姿をあまり問われないvtuberとして活動している勢力です。
RPGに例えると、それなりに優秀な技・ステータスを保持しているものの、HPえっちぽいんと が低く、ボス戦ではあっという間に乙ってしまい、結果、真の仲間 には選ばれないキャラクターです。
しかし、環境によっては輝く: 火属性攻撃が主体のボスで火属性耐性を付ければ十分すぎる活躍をするといった こともあります。

ですが実際のところ、我々負け組勢にはもったいないほど容姿端麗でプライドも高いです。
オタクネタに走っている方もいますが、ライバルが多い世界でキャラを尖らせるための苦肉の策と考えた方がよいでしょう。
また、お高くとまっているところをイジると、ガチ切れされるので推奨しません。
ハナシがそれました。

2.主に個人のおじさん勢
解説系やゲーム実況の動画で、もともと自身の声を充てていたが、主に再生数などの問題にぶち当たり、バ美肉、転生した勢力です。
バ美肉おじさん というカテゴリーでバ美肉が広がったため、本トピックではこちらの勢力を掘り下げていきます。
おい、けつだせ

ねとらぼ が美少女vtuberの中身が男性であっても、動画の視聴を続けるか? というアンケートをしました。結果90%以上の視聴者が、視聴を続ける、と解答したそうです。

これについて、諸説言われていますが、最も有名な解答を紹介。

京都のお寺の枯山水(庭園の様式)は水が流れていないが、水が存在すると見立てて楽しむ共通認識―文化がある。
人形浄瑠璃の黒子は見えているが、見えていないものと見立てて楽しむ共通認識―文化がある。
日本にはこの「見立てて楽しむ」文化がある。
美少女が、バーチャル空間に存在し、中の人(中年男性)がいないもの、と「見立てて楽しむ」文化であるため、多くの視聴者は視聴を続けるのだ。

まぁもっとも、シンプルに、かつ自虐的に
動画に求める面白さは、生身の女性らしさとはベツモノで、バーチャル空間の享楽とリアル空間の享楽を分けて考えているからだ、と考察しています。


二つの勢力を解説しましたが、共通して、彼ら、彼女らが活躍できる場が「すでにあった」と結論できます。
それは、「見立てて楽しむ文化」かもしれませんが、もっと近年に類似するモノがあったと記憶しています。

そうです、ボカロ文化です。


2 ボカロP
1.中の人
「ボカロP」と他の音楽クリエーターを分けることは困難です。
ですが、ひとつの方法としてマジカルミライに応募・参戦しているかで分けることができます。
これはピアプロというクリプトンフューチャーメディア社(初音ミクの会社 札幌市)運営する楽曲投稿サイトが毎年応募を掛けています。
一言で言えば、ボーカロイドの総本山ですね。

ピアプロに登録すると、デフォルトで「初音ミク」のアイコンが設定されます。

 

ピアプロのユーザーアイコンの選択画面


そして、2、3曲投稿した当たりから、自分のアイコンを自分で描くか、誰かに描いてもらうかします。
しかし、ピアプロ内で応募を掛けると、その仕様もあってか、圧倒的にボーカロイドのイラストが多くなってしまいます。
そして、ピアプロユーザーから入ったクリエーターは交流サイトでもその自分で描いた、あるいは描いてもらったアイコンを使います。

この文化はピアプロが開設された2007年12月3日(約15年前)から始まりを見ることができます。
アイコンにゲームやアニメの架空のキャラクターを使用する例は見受けられますが、仮想現実の存在という共通認識のもと男性がバーチャル美少女を自身の代わりとしてアイコンに使用し、それが普通である/特異ではないという空気はピアプロ内の空気でもあります。 つまり、ボカロPの総本山から流れていると言っても過言ではありません。

2.視聴者
ボーカロイドの全盛期、大きな盛り上がりを見せていた時期は2008~2010年ごろ、12年までは辛うじて……だったと言われています。
軽く10年前です。
当時、20代前半だったクリエーターも現在は30代前半、30代だったクリエーターは40代になっています。
当時の視聴者層は小学校高学年から20代後半がメインだったと感じています。
vtuberの視聴者層は

人気VTuberが数多く所属する「ホロライブ」「にじさんじ」が公表している視聴者の年齢層は、いづれも18歳~24歳が約45%、25歳~34歳が約30%と、若者が中心となっています。
by goole

とのこです。
つまり、ボカロ動画の視聴者の年齢層がそのままvtuberの視聴者層にスライドしているとも言えます。
もしかしたら、"中の人"の層も同じかもしれません。

なお、自称ボカロPの筆者の年齢は察し……
ニコニコ動画の衰退については、別口で語ります。

バーチャルアイドルを受け入れている視聴者層」という共通点を見出すことができますが、反証も紹介しておきます。

「歌い手」のほうがやっぱりいい、という声がボカロ全盛期当時からあり、総じてそちらの方が人気になりました。
また、リアルなアイドルのほうが、興行収入を上げていたのは言うまでもありません。
今でも、リアルなアイドルは芸能界の主軸になっていますし、ネット界隈でも生身の配信者のほうが再生数を稼いでいます。

つまり、主要な層として現在の18歳~34歳を上げていますが、大きなカテゴリーのなかでは少数派グループの統計にあたるため偏りがあるはずだ、という指摘はあるかと思います。
また、立証困難な当時の感覚に頼った考察なので、まともな論拠にもなりません。

「それ、あなたの感想ですよね」「はい、そうです」

しかし、それでも人気チャンネルには100万人単位の登録者を有しているので、一定の信用は得られると考えています。

1    A.I.Channel    キズナアイ    3,090,000
2    Pekora Ch. 兎田ぺこら    兎田ぺこら    1,940,000
3    Marine Ch. 宝鐘マリン    宝鐘マリン    1,920,000
以降省略


3 まとめ

バ美肉(おじさん)とボカロPはバーチャルアイドルを通して表現している。 共通点1
視聴者層も被っている。 共通点2
ボカロの流行がバ美肉の流行より10年ほど昔であった。 時系列

以上の3点から、バ美肉の源流はボカロPであるとする考察は立証困難であるものの、おおむね確からしいと結論づけられます。

最後に、主にゲームを扱うブログでバ美肉を扱っているのは、ゲーム実況をするvtuberが意外と多いから、です。

 

子供がアニメや漫画を好む理由

一言で言えば、解りやすいから です。

私は子供のころ、実写ドラマよりアニメをよく見ていました。
当時、同世代でも同じような感じで、その実写よりアニメが好まれる傾向は、現代でも同じだろうと推測できます。
データを探せば出てきそうですが、検索がうまくいきませんでしたorz

 

さて、これには脳科学的根拠があるようです。
脳科学……というと堅苦しいですが、単に、実写のほうがアニメ絵に比べて情報量が多く、脳に負荷がかかっている、というだけの話です。
子供の認知力(知能や情報の処理能力:言語化、記憶化)は大人と比べて貧弱です。
なので、アニメ絵のような簡略化された視覚情報はリアルな視覚情報より処理がしやすく、結果として視聴者に解りやすさとして反映され、ストーリーを追っていく余裕ができるようになります。
そうして初めて、認知機能が弱くても物語を楽しむことができ、その面白さを享受するに至ることができます。

実写の――つまり役者の顔の表情の変化とアニメキャラクターの表情の変化の大きさの差については比べるまでもないでしょう。
そして、子供向けのコンテンツはストーリーも単純に組まれています。
こういった技術を先人アニメーターやクリエーターは「記号化」と表現し、この「記号化表現」のなかで、より深みのある表現を目指していました。
例えるなら、読み慣れていない外国語で書かれた文章は、その内容を理解するだけで疲れてしまうので、平易な単語だけで構成、成立させる技術、と説明することもできます。

 

小説や大人向けドラマ(ポルノコンテンツではない)の表現は「記号化」ではありません。優美な言語表現で心情や五感を伝える <文学表現> です。時にはリズムを刻み、韻を踏み、色彩豊かな情景描写や音色が相乗効果を生みだします。
しかし、これらの表現は、読者や視聴者の感性に左右されてしまいまいます。 <人を選ぶ>、とでもいうのでしょうか。
なので、競争が存在する分野では 新規の客層を開拓していかなければならない、と考えるようになるのです。
そのためのティーンをターゲットにした活字ジャンルであるジュブナイルライトノベルの誕生・発展は、この「記号化表現」の逆輸入であったと仮定しても矛盾しません。

 

活字媒体、とりわけ、紙媒体の出版物の売り上げが低下しているようです。
また、ネットコミュニケーションにおいても、短文のやり取りが多く、13文字以内の見出しで概要が理解できる書き方が好まれています。
よって、現代では大人であっても「記号化」された簡素な表現が好まれる傾向があります。
これには理由があります。
一度に多くの異なる趣旨の文章が目に飛び込んでくるため、一つ一つの文脈に大きな処理能力を費やす余地がなくなってしまいます。 むしろ 当たり前。

 

ところが、そのような技術に囲まれていると、<AとBの中間> のような複雑な表現に対する理解力、いわゆる<長文読解能力を要求する表現>が煩わしく扱われるようになります。
二重否定による消極的肯定や反語による強調、これをさらに活用した、わずかにある→ほとんどない といった文脈が、正確に伝わらなくなってしまいます。
そして、文化的表現の慣用句やネットスラングなども、これもうわかんねぇな、となりつつあります。

現状、インターネットの影響などにより「記号化」された表現が広まり過ぎていて、かえって、表現の幅が失われつつある、と感じています。 はっきりわかんだね。

しかしながら、文字は正確に伝えるために存在します。この「アニメ・漫画的表現」をどのようにテキスト表現に落とし込むか、という研究が、我々クリエーターに求められていると感じています。

シミュラクラ現象類像現象

3つの点が集まったら顔と認識する人間の脳の働き パレイドリア効果の一種

 

消火器なう

OPI現象 上約三分の一の弧が欠けた円が横に二つ並んだらOPIと認識する"選ばれし"人間の脳の働き パレイドリア効果の一種?

乳児が母乳を求める必要性から由来するとか、しないとか(適当 今考えた)

ゲームのネタ武器

RPGをプレイしているとネタ武器というジャンルが存在することを感じ取ります。
王道のドラゴンをクエストするゲームだったり、ファイナルと言いながら映画や15作目で爆○しても続くファンタジーとかにも、
モンスターとハンターが戯れるアクションRPGにもあります。

制作者の遊び心、といったところでしょうか。
大砲モロコシはガチで強かったですが、大抵の場合、性能的にはイマイチです。
すくなくとも最強とはほど遠い火力に設定されていて、それでも尖った特徴を与えられています。
さて、こういった武器を自作フリーゲームに落とし込むとき注意することがあります。
どこまで、舞台設定を崩さず遊ぶか、です。

私の場合、なんでもありの世界設定がおおいのですが、あまり、こういうネタ武器は扱っていません。ハリセンとかピコピコハンマーとか。
でも、「しゅりけん」はだいたい出しています。

なぜなら
しゅりけんが出てくるRPGは良ゲー → Exactly!「しゅりけん」はノルマ

くのいち